薬物検査の尿鑑定で陰性が出ても他の検査で見つかる

薬物検査の尿鑑定で陰性が出ても他の検査で見つかるのか?

薬物検査にはさまざまな種類があります。薬物は尿、血液、唾液、毛髪などから検出が可能であるためです。この中で最も一般的で簡易な検査方法が、尿鑑定です。

尿検査が一般的な理由

なぜ尿鑑定が一般的であるのかといえば、もっとも検査がしやすく尊厳を傷つけにくいということが挙げられます。
とくに企業などで薬物検査を実施する際に血液検査を行うことは、従業員の尊厳を傷つけかねません。
また、血液鑑定の場合には薬物使用から数時間程度と、使用後ほぼすぐに検査をしなければ陽性反応が出ないことも大きな要因の一つです。尿鑑定であれば薬物の種類にもよりますが、使用から1日~6日は残留しているため検査方法として適しています。
尿鑑定は薬物検査キットといった通信販売で手に入れることもできるキットを使用することでも簡易鑑定が行えます。
検査時間も数十秒程度と誰でも簡単にできるために、ほかの薬物検査よりもたやすく企業等で実施できるということもあります。

尿鑑定で陰性が出ても他の検査で見つかる可能性

尿鑑定の場合薬物の種類にもよりますが、鑑定に陽性として出るのは使用から6日程度です。大麻であれば30日程度残留することもあります。
体格や常習性にもよるためどの程度残るかは個人差がありますが、大麻以外の薬物であれば何度か使用しているとしても、薬物検査の1週間前から使用しなくなったなどという場合には検出されず陰性となることがあります。
そのほか検査前に水分を大量摂取することによって薬物を薄めたり、尿を他人と入れ替えたりといった不正行為も考えられます。実際にアメリカの薬物検査でそういった不正行為により、薬物検査を逃れたケースもあります。
毛髪鑑定はあまり一般的ではなく広く利用ができないために使いどころが限られます。しかし90日~100日程度薬物が残存するために、尿鑑定で陰性が出たとしても毛髪鑑定では陽性が出る可能性があります。また監視体制を整えていれば不正をしにくい検査でもあります。

薬物使用を疑われる芸能人も陰性と出た

実際に芸能人で薬物使用を疑われている芸能人などで、薬物を常用しているという自白もあるのに尿鑑定では陰性が出ている、といった事実もあります。常用していると本人が言っているのにそんなことがあるのか、と疑問に思うkもしれませんが尿鑑定で遡れる日数の限界があるためこのようなことも起こりうるということです。
こういった場合にはさらに長期間を遡ることができる、毛髪鑑定なども実施される場合があります。尿鑑定では陰性と出ても毛髪鑑定で陽性と出る場合も多々あるためです。
また薬物使用を疑われ話題になった有名人などが疑いを晴らすために薬物検査を実施したときには、尿鑑定と毛髪鑑定を同時に行うこともあります。尿鑑定だけではほかの薬物検査で陽性が出ることも疑われるため、無実を証明できないこともあるからです。
こういった点を踏まえると現実問題として薬物検査の尿鑑定で陰性が出ても、他の検査で見つかることは十分考えられます。
そのため会社の尿鑑定の結果が陰性であったとしても、少しでも疑わしい部分があれば再検査をすることも視野に入れる必要があります。